家族信託やってみよう

家族信託(民事信託)とは・・・財産を持っている人(委託者)が、その財産の管理をお願いしたい人(受託者)に財産の管理やその処分を委託し、その財産から得られる利益を受ける人(受益者)に帰属させるしくみです。民事信託のうち、委託者⇔受託者⇔受益者の関係が家族間で成立するものを家族信託といいます。

~今、なぜ、家族信託か!?~
財産を持っている人が亡くなってしまうと、残された家族がその財産の分配をめぐってもめてしまうのはよくあること・・・
そのもめ事を阻止するために有効なのが、財産を持っている人が、元気なうちに、その財産をどのように分けるかを決めておく「遺言書」の作成です。けれども、遺言書では、その財産をだれにあげるのか、までしか決められない。財産をもらった人がその財産をどのようにするかは、財産をもらった人次第、というわけです。できれば、その先の先まで決めておきたい!という願いにこたえられるのが、家族信託なのです。

~家族信託、どのようにするのか~
家族での話し合いは重要です。財産をだれがどのように管理していくか、そしてその先はどうするか。その概略がまとまったら
・信託目録の作成
・信託契約書の作成(必ずしも公正証書でなくてもよい)
・信託財産に不動産が含まれる場合は、法務局にて登記手続き

2019年7月30日 | カテゴリー : ★相続 | 投稿者 : じゅんこ